2014年03月13日

トイレの神様に対する罵倒の背景−NHKと政教分離

 筆者の家には、齢30年を越える土鍋があり、それで肉・魚・野菜・うどん・ラーメン・米を煮ると、何でも美味しくなる。筆者は、壊れない土鍋の幸運、強靭、深い味わいに神秘を感じ、家族ともども御神体のように土鍋を大切に大事に扱っている。この意識が神道の思想であり付喪神(つくもがみ)を生むのだろう。

 植村花菜が大晦日のNHK紅白歌合戦に出場し、トイレの神様を熱唱した。結果として多くの国民がトイレの神様(厠神)を思い出し、見えない神道のカミの存在を改めて身近に意識するようになった。これは日本の八百万の神々を否定する反日勢力の人気を下げることはあっても、高めることはない。

 つまりNHK紅白歌合戦は、神道の再興を助長し、同時に神道を排撃する反日系のキリスト教団体・日本共産党および左翼諸派・創価学会等らに圧迫を加えたのである。

 筆者は、「NHKの紅白歌合戦を視聴した日本共産党および左翼諸派と反神道系の宗教団体の関係者はきっと植村花菜の熱唱を非難しながら年末年始を過ごしたのだろうなぁ」とニヤニヤ想像していたら、トイレの神様のレビューにあるコメントの半分は、彼らのものらしい罵詈雑言であり、思わず吹いた。

ラジオで流れてきたときは笑ってしまったが・・・
これがプロのクリエイターのものだというから驚きだ
無駄に長く冗長なだけの曲調と歌詞
完全に自己満足、流しのレベルでしょう
よくこれでお金貰えるなといったところですかね
これをいいと言っている人間はどうなんでしょう
最近の「ぬるい」音楽もどきを聴きすぎて耳が馬鹿になっているのかな?
感情的で理性的になれない日本人っぽいというか
善意の押し売りというか並列頭脳というか
誰かが褒めれば唇寒しでなあなあで同調するのも気持ち悪いです
そのような風潮を作る一種の全体主義的な日本のおかしさ、
そうしたものに身を任せ無責任に良しとする人間は
「感情が豊か」なのではなく「単純」なのではないでしょうか
マスコミも金儲けの道具になればで手放しでプッシュするだけです
スポンサーからそう命令されるわけですから
情報の取捨選択、いいもの、悪いものは自分自身でする必要があるのでしょうね
ただ流される情報に徒然なるままに同調して生きているのでは本質を見失ない
本物を知らない人間は偽の情報で感動をし、偽りの人生を歩むことになるかと


 たかがトイレの神様のヒットから「一種の全体主義的な日本のおかしさ」を連想する人の思想の方がよほど驚きである。

 NHK(日本放送協会)は、総務省が所管する特殊法人であり、日本の放送法(昭和25年5月2日法律第132号)に基づいて設立された。NHK経営委員会の委員12人は内閣総理大臣に任命される。NHKは公共報道機関であり民間組織ではない。

<放送法第2章日本放送協会第7条〜第50条>

(経営委員会の組織)
第15条 経営委員会は、委員12人をもつて組織する。

2 経営委員会に委員長1人を置き、委員の互選によつてこれを定める。

3 委員長は、委員会の会務を総理する。

4 経営委員会は、あらかじめ、委員のうちから、委員長に事故がある場合に委員長の職務を代行する者を定めて置かなければならない。

(委員の任命)
第16条 委員は、公共の福祉に関し公正な判断をすることができ、広い経験と知識を有する者のうちから、両議院の同意を得て、内閣総理大臣が任命する。この場合において、その選任については、教育、文化、科学、産業その他の各分野及び全国各地方が公平に代表されることを考慮しなければならない。

(収支予算、事業計画及び資金計画)
第37条 協会は、毎事業年度の収支予算、事業計画及び資金計画を作成し、総務大臣に提出しなければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。

2 総務大臣が前項の収支予算、事業計画及び資金計画を受理したときは、これを検討して意見を附し、内閣を経て国会に提出し、その承認を受けなければならない。


 2010年第61回NHK紅白歌合戦の視聴率は前半35.7%・後半41.7%を記録した。NHK紅白歌合戦は、「神道の再興を助長し、神道を排撃する反日系のキリスト教団体・日本共産党および左翼諸派・創価学会等らに圧迫を加える」凄まじい効果を生んだのである。

 したがってNHKが植村花菜を紅白歌合戦に出場させトイレの神様を熱唱させたことが日本国憲法第21条3項(政教分離)違反に当たらないならば、神道を助長し或いは神道以外の宗教を圧迫する目的と効果を持っていない総理大臣の靖国神社参拝は合憲になってしまう。

<日本国憲法第21条3項>

 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない

 したがって神道を排撃する反日系のキリスト教団体・日本共産党および左翼諸派・創価学会、さらに浄土真宗左派親鸞原理主義者があくまで日本国憲法第21条3項を悪用し総理大臣の靖国神社参拝を妨害するならば、NHKに対し、植村花菜の紅白熱唱が彼らに与えた精神的苦痛を償う損害賠償金を求める訴訟を起こすべきである。

 以上は半分冗談、半分本気である。筆者は、彼らの狂気とともに日本国憲法第21条3項のバカバカしさが広く世間一般に周知徹底されていくことを期待しているからである。

・トイレの神様の深い意味を伝える竈神と厠神 異界と此の世の境
竈神と厠神 異界と此の世の境 (講談社学術文庫)
神道 見えないものの力−日本人の美しい暮らし方を再興したNHKは政教分離を骨抜きにしよったわい」

<マッカーサー占領軍憲法解釈学からの覚醒>

 戦後の我が国では、帝国憲法違反など13の無効事由を抱える占領軍憲法(日本国憲法)が有効な最高法規として半世紀以上まかり通っている。

 これこそまさに異常中の異常事態であり、これを正常化して、立憲主義の敵である革命肯定論(違憲改正の憲法を無効とせずに新憲法として有効とすること)を否定し、適法過程(due process of law)を尊重する国民精神の回復と再確立を図り、自由の源泉の一つである立憲政治を防衛することこそ、真の戦後民主主義の克服超越であり、真の戦後レジームからの脱却である。

 我々が肝に銘じなければならないことは、革命肯定論によって初めて正当化される憲法典を支持する護憲勢力は、革命に対して法理的に抵抗できずに(違憲の憲法改廃を無効とは主張できない)憲法典を失う悲劇を免れないこと、そして我が国は、革命が繰り返される国内の混乱の中で国体を一度失ったならば、もう一度これを再生することは不可能に近いということである。

 今後も我が国体は、百年に一度あるかどうか分からない国家と民族の危機に備えて、他の国が持っていない日本民族固有の財産として大切に保存され、我々の子孫に継承されなければならない。
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posted by 森羅万象の歴史家 at 20:00| 日本国憲法の正体 | 更新情報をチェックする