2017年05月12日

GHQに呪われた日本国憲法の欠陥を示す蓮舫と安倍晋三

 1941年2月6日の貴族院予算委員会において近衛新体制運動にとどめを刺した岩田宙造は、華族ではなく爵位を有さない勅任の貴族院議員であった。

岩田宙造の略歴(ウィキより)
1875年 - 山口県立野村(現光市)に樋山彦七の二男として生まれ、岩田金蔵の養子となる。樋山家は江戸時代、代々庄屋をつとめた家柄だった。
1898年 - 東京帝国大学英法科卒
1901年 - 東京日日新聞社入社
1902年 - 弁護士開業、東京築地に岩田宙造法律事務所(現在の岩田合同法律事務所)を開設。後に、宮内省、日本銀行、日本郵船、東京海上火災、三菱銀行、日本勧業銀行各顧問
1931年 - 貴族院議員勅撰。内閣顧問、行政査察使兼任
1945年 - 東久邇宮内閣で司法大臣。幣原内閣でも留任
1953年 - 日本弁護士連合会会長
1958年 - 学士会第3代理事長
1961年 - 国民政治協会の前身の国民協会初代会長

 そして貴族院議員は無爵の勅任議員といえども貴族待遇を受けたから、大日本帝國憲法下の我が国では、庄屋の子が貴族に立身出世し、大政翼賛会違憲論を展開して近衛新体制運動にとどめを刺し、新体制運動を推進した朝日新聞出身のソ連スパイ尾崎秀実ら国体の衣を着けた共産主義者から我が国の立憲君主制議会制デモクラシーを護ったのである(国民のための大東亜戦争正統抄史25~37近衛新体制参照)。

「貴族院に勅任の議員あれば純然たる貴族とも云い難しとの説あれども、この勅任議員といえども、君主の特裁に出でて、人民の公選に係るに非ず。かつ旧来の貴族その大部分を占め、また勅任議員はその任期中貴族の待遇を受くるものとす。然らば即ち名実相違するの憂いなし。また貴族院、衆議院の名称穏当ならざれば、これを改むるも可なり。ただ、上院、下院の文字は欧米立憲國の慣例に拠れば、法律上の文字に非ざるなり。」(枢密院帝国憲法制定会議における伊藤博文議長の発言

 帝國憲法の第十五條「天皇は爵位勲章及その他の栄典を授與す」および第三十四條「貴族院は貴族院令の定むる所に依り皇族華族及勅任せられたる議員を以て組織す」は、日本国民が貴族に立身出世する機会を保障するのである。

 従って帝國憲法が我が国の最高法規の地位にあれば、町工場経営者の子である山中伸弥教授は、庄屋の子であった北里柴三郎(1924年2月11日男爵叙爵)と同じく、天皇陛下より男爵の位を賜り勲功華族になるか、あるいは岩田宙造と同じく、国の勲労・学識者として勅任議員になって貴族院に加わり、衆議院に蔓延する公選議院の弊害を矯正する職務に就くであろう。

貴族院令(明治22年勅令第11号)
第四条 伯子男爵ヲ有スル者満三十歳ニ達シ各々其ノ同爵ノ選ニ当リタル者ハ七箇年ノ任期ヲ以テ議員タルヘシ其ノ選挙ニ関ル規則ハ別ニ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
第五条 国家ニ勲労アリ又ハ学識アル満三十歳以上ノ男子ニシテ勅任セラレタル者ハ終身議員タルヘシ


 しかし現在我が国の最高法規の地位を違法不当に占領しているGHQ製日本国憲法(マッカーサー占領軍憲法)には、第14条2項「華族その他の貴族の制度は、これを認めない」、第43条1項「両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する」、第44条「両議院の議員及びその選挙人の資格は、法律でこれを定める。但し、人種、信条、性別、社会的身分、門地、教育、財産又は収入によって差別してはならない」が存在する。

 そのためにノーベル医学賞を受賞した山中教授は貴族にはなれず、山中教授に非難された無知蒙昧な元タレントの蓮舫が貴族院の後身である参議院の議員となり、伊藤博文の座右の書「ザ・フェデラリスト」が詳述する以下の公選議院の弊害をますます酷くしている。

<公選議院特有の欠陥>

・党利党略に走り、度を越した有害な決議を行う。
・立法の目的や原理について、必要な理解と知識がない。
・不安定で、思いつきの政策を乱発し、自国の利益を他国の餌食にする。
・私欲に塗れ、国家の名誉を重んじない。
・重大な事態において責任が欠如する。
・議席を獲得するために有権者をだます。

 つまりGHQ製日本国憲法は、日本国民から貴族に立身出世する機会を剥奪しているばかりか、参議院が「ザ・フェデラリスト」の力説する議会分割の法理に従い、公選議院の弊害から免れ且つこれを矯正するに足る構成と権能を持つ非公選の上院になることを妨害し、公選議院の弊害を国会と内閣に蔓延させているのである。

 しかもGHQ製日本国憲法第2条は皇室の家法である皇室典範を国会の議決を経なければならない法律に格下げして皇室自治を否定し、同第96条は憲法改正発議権を国会に与えているため、国会に蔓延している公選議院の弊害が天皇陛下の生前譲位を可能にするための皇室典範特例法と憲法改正審議という国の一大事を直撃している。

 蓮舫という公選議院の弊害を体現する二重国籍疑惑の中国人スパイもどきが皇室典範審議に介入し、神武肇国以来われわれの億兆先人たちが護り継いできた皇位の男系継承という慣習法の破壊と、世界の国家元首の中で唯一のエンペラーを戴く現存する世界最古の王朝という名誉を我が日本国にもたらしている万世一系の皇統の断絶とを画策している。

 憲法の左傾化という目的を達成するためにGHQ民政局によって急造された日本国憲法に潜むニューディーラー(アメリカの共産主義者)の呪いが、今まさに奏功しているのである。

 皇室典範特例法と憲法改正に対する蓮舫民進党の言語道断の振る舞いは、GHQ製日本国憲法の深刻な欠陥が第9条よりむしろそれ以外のところにあることを明白に示している。

 それなのに安倍晋三は、蓮舫ら反日左翼勢力の皇室典範への介入を防ぎ皇室の尊厳と皇統を護るための「皇室自治の復活」や公選議院の弊害を矯正する「上院の再興」を主張せずに、国際法違反にして帝國憲法違反のGHQ製日本国憲法第9条の改正を声高に主張する。しかもその改正たるや、歴史の偽造と立憲法理の破壊を蔓延させている違憲有効論に立脚し、第9条に国防軍ではなく自衛隊を明記するのみであるという。

 今の安倍晋三は、戦後レジームからの脱却を標榜しながら、それとは反対に戦後レジームの固定化を狙う詐欺師であり、見掛け倒しの上げ底保守である。公選議院の弊害を体現する男女がそれぞれ与党の党首と野党の党首になって連日連夜ただひたすら愚劣な口げんかを繰り広げている様子は、醜悪で絶望的である。

 もはや我が国の将来に希望は無く、我々日本国民の生きる道は、大坂夏の陣における豊臣方の将兵のごとく政治に微塵も期待することなく一切の勝敗を度外視して各々自分の持ち場で奮闘する以外にないのだろう。

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posted by 森羅万象の歴史家 at 21:00| 日本国憲法の正体 | 更新情報をチェックする