2014年03月07日

「占領憲法の正体」新無効論-歴史を偽造する魑魅魍魎が跳梁跋扈する日本国憲法有効論の弊害1

 占領憲法有効論者は無効理由を隠蔽し法理を捻じ曲げるが、占領憲法無効論者は無効理由を列挙し、かつ凡ゆる有効論を粉砕することを常とする。南出喜久治弁護士の新無効論は従来の無効論に比べて更に凄みを増している。続きを読む
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2014年03月03日

NHKに通じる岩波書店の情報操作-ベルギー憲法と大日本帝国憲法の縁を記す枢密院帝国憲法制定会議

 我が国唯一無二の自主正統憲法である大日本帝国憲法(明治憲法)は、決してプロイセン憲法のコピーではない。論より証拠として伊藤博文が枢密院帝国憲法制定会議に提出した、帝国憲法草案の重要条項とそれに付随する憲法説明と憲法参照を紹介する。

 「憲法説明」は起草者が草案の解説を試みた逐条説明書であり、各条項の立法趣旨を詳述するものである。憲法制定会議の列席者はこれを参照にして先ず憲法草案を理解し、然る後に真剣な質疑討論を重ねた。

 憲法説明書は、伊藤博文ら起草者と穂積陳重ら帝大教授による共同審査と若干の修正を経て、「憲法義解」として公刊された。宮澤俊義が憲法義解(岩波文庫)に引用した「義解稿本」の下敷きになった憲法説明は、憲法義解より詳細であり、憲法説明こそが帝国憲法条項の立法趣旨すなわち正統解釈の本命である。

 憲法参照は帝国憲法各条項について、凡そ参照となる内外古今の文献および各国の憲法を網羅している。この第一次資料が証明する真実は、帝国憲法が我が国の歴史の中から国体伝統文化慣習を発見しこれを成文化する歴史憲法学の果実にして、ヨーロッパ各国の憲法の長を取り短を捨てる比較憲法学の結晶であり、両方を融合調和させた素晴らしい憲法典ということである。続きを読む
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究極の自虐史観は日本国憲法有効論-帝国憲法起草の軌跡を記録する伊藤博文編秘書類纂憲法憲法資料上中下巻

 筆者は伊藤博文編秘書類纂憲法資料を読み、伊藤博文、金子堅太郎、井上毅、伊東巳代治ら帝国憲法の起草者たちが行った憲法調査の質と量に改めて圧倒された。続きを読む
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2014年03月01日

思考を停止する憲法思想家、長尾龍一氏が行った日本国憲法無効論の検証

 何者ですか、日本国憲法無効論が憲法学者や憲法研究家に全く相手にされていないというデマを飛ばしている人は?

 長尾龍一氏が著書の「日本憲法思想史」(260~264ページ)に日本国憲法の正統性問題という題を置いて日本国憲法無効論を検証している。長尾氏の検証を要約すると次のようなものである。続きを読む
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2014年02月28日

アメリカ人の素晴らしい助言-大日本帝国憲法を賞賛したマサチューセッツ州大審院判事ホームズ氏

 憲法制定と欧米人の評論/金子堅太郎著

 余は欧州諸国を巡視しおわり英国を出発し再び米国のワシントンに赴き上下両院の実況を視察し下院の書記官「スミス」につき米国の議員制度等を研究したり。
 然るに米国の制度は専ら英国の典例を採用したるものなれば別に参考とすべきものなし。

 それより「ボストン」市にて、かつて師弟の関係ある判事「ホームズ」氏に面会したり。同氏はかつて「ハーバード」大学に於いて法律の講義を担当したる人にして、目下「マサチューセッツ」州の大審院の判事たり。同氏は法律及び政治の二学に精(くわ)しく、又哲学ならびに歴史にも通暁した著名の人物なり。余はかつて英国より日本憲法の英訳を贈り其の意見を徴したるに依り、同氏は之に対する評論を陳述したり。即ち左の如し。

大審院判事ホームズ氏の意見(一八九〇年)

 憲法学の原理ほど各種の法律学中に於いて不定にして且つ不鞏固なるものはあらざるなり。故に憲法学の地位を称して変遷の時代にありと言う。

 この見地により日本憲法を観察すれば、日本の天皇及び之を輔翼せし政治に於いて一時急激に憲法政治の境域に狂奔せず、徐々と其の基礎を固め、漸次立憲の制度を施行するの目的を定められしは、予のもっとも称賛する所なり。

 また予が日本憲法を熟読するに当たり、天皇及び其の政府に於て保守主義を以てこの憲法を制定せられたる精神の全篇に充満するを祝賀するものなり。

 何となれば予は明治四年以来日本人と交わりを結び、其の国の将来に向かって大いに嘱望するが為に、時々其の政事の変遷するを見ては常に日本政府及び其の人民の旧態を破壊し新制を創設するに急激なるを恐れ、或いは其の前途を誤らざるかと憂慮せしが、今やこの憲法を見て明治四年以来の杞憂は全く消散すればなり。

 この憲法は、予の観察する所に依れば、古来専制の君主権を制限して人民に参政の権利を与えられるものなり。其の之を制限し其の之を附与するに付き、この憲法は明に君主権を制限する箇条を示し、又詳らかに人民に附与せし権限をも明文に記載せり。而して其の不文に属し明瞭に記載せざるものは往古のごとく天皇の旧来継承せらるる大権に属するものなりとの主義を採りて起草せられたるが如し。

 また一国の基本法(即ち憲法)を制定するに当たっては、先ず狭隘なる区域内に於いて立憲の政治を試み、漸次年月と共に其の区域を拡張するの目的を立つるを以て必要とす。

 然らば即ちここに一つの問題生ず、是れ他なし、日本国民はこの憲法を以て満足せしや否やにあり。
 横浜「メール」新聞の記載する所に拠れば、憲法発布の当時より今日に至るまで国民はこの憲法を以て満足したることを認めたり。

 日本憲法は欧州各国の憲法の如く人民の腕力に訴えて創定したるものにあらず、全く天皇の恩賜にして国民も亦其の恩賜を感拝するを見れば、実に喜悦の情に堪えざるなり。

 然るに之を実施するの今日に当たり、予は天皇の如何なる感覚を以てこの憲法を発布せられしやを推測せざるを得ざるなり。

第一 天皇はこの憲法を発布せらるるに付き日本国を数多の分子に分割するの斧鉞を始めて国土の上に下されたることを知られしや否や。

第二 天皇は憲法を発布するに当たり明治元年の誓文に基づき約束したる憲法を発せしも、この憲法は単に立憲の虚式をのみ附与して、其の立憲の実権に至っては附与せざるなりとの意に出しや否や。

 第一の問題に付いては既に天皇に於いて憲法政治を施行せらるるときには、其の国民を多数の党派に分割するの斧鉞は、既に国土の上に打ち据えられたることはやむを得ざるの結果なり。
 故にこの事は充分自認してこの憲法を発布せられたるものなりと云わんとす。然らば即ち今後政略上の困難なることは一に内閣の宰相を統御すると異なりたることは無論熟知せられたる後の事と恐察する。

 第二の疑点に至ってはこの憲法は決して立憲の虚式にあらず、其の実権をも与えられたるものなり。又この憲法を発布するに当たり、天皇は自己の責任を思い真正の重任を施行せんと決心し、将来の良結果を希望し、また将来の富強を予想せられたるを見る。また天皇は憲法を発布するに当たり単に虚式に止まらず、其の実権をも附与し、決して一時国民の感情を平穏にするの目的に止まらず、日本将来数百年に渉る国家の基本を定められたり。

 この憲法発布の事たるや重大なるものにして其の国政上の関係に於いては、天皇の責任とも謂うべけれども、其の発布後は憲法政治を施行する者は、天皇のみにあらずして内閣大臣と国民との決心如何にあるなり。
 故に憲法を施行するの秘訣は国民の政治上の教育と能力との二にあり。よって憲法を円満に施行するも之を破壊するも其の二個の如何にあるのみ。

 然るに日本は明治十二年以来町村会及び府県会の経歴も人民にあることなれば、政治上の教育は既に幾分か幾分か備えたるものなりと云うも不可なきが如し。

 ここに予が日本政府に建言せんと欲する一箇条あり。これ他なし、そもそも憲法政治とは一国の政治を処理する機関の配置及び権限を明確にし、これを主管又は執行する軌轍を明示し、其の確定したるものは天皇といえども濫りにこれを変更することを得ざるの政体を云う。而して其の機関の中に於いて人民も亦政治上に参与するの権限を得たるの政体を云う。

 然れども其の参政の程度及び権限の広狭は各国古来の歴史習慣等によりて定まるべきものなり、故に甲国に於いては参政の程度は広大にして、乙国に於いては其の区域の狭小なるものあり、これ全く各国の習慣及び歴史より生ずるものなり。これ憲法の付いては一定の原理なき証拠なり。

 然れども其の参政の区域の広狭に拘わらず、憲法を以て帝王の専横を検束し、人民に参政の権利を与えたる政府なれば、これを称して立憲政府と云わざるを得ず。日本憲法はこの理を看破せられたるものと予は断言せんと欲す。

 また日本憲法は、天皇の大権の或る部分を拘束して、本年よりは日本人民に政治上の生命を与えられ、而してこの政治上の生命は古来未だかつて存在せざるものなり。

 この政治上の生命あれば即ち其の政府を称して立憲政府と謂わざるを得ず。日本政府に於いて、この論理を採用せられたるは予がもっとも感服する所にして、賢明なる政治家の所為と謂わざるを得ず。

 この憲法に付き予がもっとも喜ぶ所のものは、日本憲法の根本古来の歴史制度習慣に基づき、而してこれを修飾するに欧米の憲法学の論理を適用せられたるにあり。

 欧米の憲法は欧米国に適するも日本国に適用せず、日本の憲法は日本の歴史制度の習慣より成立せざるを得ざるものなり。故に本年議会開設の後は日本の政治家たる人はこの憲法の精神に基づき、行政上に於いても古来の法律、習慣を研究し、国家の歴史慣例を標準として漸次欧米の立憲政治の論理を適用せられんことを望む。

 何となれば前に述べたる如く、欧米の憲法学は未だ変遷の時代にありて一定の原則なく全く各国の政治上の事実及び状態に依りて左右せらるる変遷極まりなきものなればなり。

 また憲法中に散見する大宝令その他古来の法律習慣をして、欧米の人民に知らしむる時には日本国の歴史習慣を示し日本の将来を予想するの材料を与え、また日本国民の性質及び企図を諒解せしむることを得ん、且つ学術上に於いては日本の歴史習慣をして欧米の学者社会に知らしむることは、独り日本の為のみならず、宇内の学問を増進せしむるの一端となるべしと確信す。


 日本国に対する何と素晴らしい助言であろうか。筆者が思うに、ホームズ氏の帝国憲法に対する評価と日本国に対する建言は、我が国の歴史公民教科書と憲法学書の巻頭に必ず掲載されるべきものであるが、これは木に縁りて鯨を求めるに等しいか。

 戦後日本の憲法学は、マルクス主義者に占領されて日本の歴史的伝統慣習を抹殺する共産化革命のための道具に堕落してしまっている正統の哲学 異端の思想-「人権」「平等」「民主」の禍毒)から。

 それにしても我が国は、心あるアメリカ人の日本国に対する助言をことごとく無視するのだから不思議な国である。続きを読む
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2014年02月27日

韓国人を震え上がらせるための日本憲法学の密教-現憲法無効論 憲法恢弘の法理(井上孚麿著)

 筆者は拙著「戦争の天才と謀略の天才の戦い 国民のための大東亜戦争正統抄史1928―56」の読者層を広げ、維新政党新風の知名度を上げるためにブログを始めたのですが、2007年の参院選では新風は議席獲得に遠く及ばず、ブログ(森羅万象の歴史家)の存在意義は半ば失われました。それから筆者はブログの方向性について思い悩み、2007年の12月からはブログ記事の更新を行う意欲を喪失し、ブログの休止を検討していました。

 しかし年末に筆者は偶然にも、平和憲法の正体をあばく井上憲法学の普及決定版「現憲法無効論-憲法恢弘の法理」(井上孚麿いのうえたかまろ著/日本教文社/1975)を購入することができ、すぐに読んでみたところ、大いに感動し、思わず感涙を溢しました。

 筆者は子供の時から、読者の魂を揺さぶる、余り知られていない名著に遭遇するのです。

 これは八百万の神々の叱咤激励だったのでしょうか。「現憲法無効論―憲法恢弘の法理」のおかげで、筆者は弊ブログの存在意義を改めて認識し、執筆意欲を回復しました。続きを読む
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不愉快な臭いアカの憲法学を斬る!中国・韓国に二度と謝らないための近現代史

 渡部昇一先生が中国・韓国に二度と謝らないための近現代史―「敗戦利得者史観」を排すのなかで簡明に日本国憲法無効論を述べています。続きを読む
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2014年02月26日

維新回天の日本国憲法失効論 新風の憲法政策の理論的支柱は菅原裕

 維新政党「新風」の憲法政策の理論的支柱は、東京裁判で荒木貞夫の弁護人を務めた菅原裕氏の名著「日本国憲法失効論」であろう。
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小室直樹学の限界 痛快!憲法学の評価

 小室直樹氏の著書「痛快!憲法学 ― Amazing Study of Constitution & Democracy」の第11章「天皇教の原理大日本帝国憲法を研究する」には奇妙な記述が見られる。

 小室直樹氏は、天皇に戦争責任はないことを証明するために、帝国憲法下の天皇が拒否権を行使されなかったことを挙げ、帝国憲法第3条と第55条2項の正当解釈を紹介していない。続きを読む
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2014年02月24日

憲法義解は国医

 死にかけている日本を救う国医は、国民を感激させる素晴らしい憲法典であろう

 憲法典の素晴らしい内容に感激した一般国民はとうぜん憲法秩序を守りたいと強く念願する。そうなると国民の代表である政治家は憲法秩序を守るために国の独立の保全を不動の国是に掲げ、国の独立を維持するために富国強兵の邁進という国の方針を定め、富国強兵を実現するために諸々の政策を立てる(憲法独立富国強兵思考)。そして一般国民はよく国の方針と政策によく従い、かくして上下朝野こころを一つにする挙国一致という体制が自然に出来上がり、国内に活力がみなぎる。

 明治時代にはそれがあった。未成年者の喫煙の禁止(未成年者喫煙禁止法1900年)は明治時代の富国強兵策の遺産である。兵役に就く前の未成年者がタバコを吸い体の健康を損ねると、国軍が弱くなり国の独立が危うくなる。

 しかし昭和時代に入ると、帝国憲法を国内革新の障害と考える左翼かぶれの少壮エリートが国家中枢に潜り込み、政府軍部の実務者から憲法独立富国強兵思考が消えてしまった。これが原因となって大東亜戦争時の我が国の戦争指導は日露戦争時のそれに比べて著しく劣化したのである。

 そして今日の政治家にも憲法(国体)独立富国強兵思考がない。改憲派はもとより護憲派も又しかり。護憲派を詐称する左翼勢力の本質は現行の立憲君主制を破壊したい破憲派である。だから日本の政治家は、憲法独立富国強兵思考のひとかけらもない政策を次から次へと実行するのである。国の技術力経済力を弱めるゆとり教育、モラルを壊滅させ性病を蔓延させる過激な性教育、上越市の国籍条項撤廃など皆そうである。

 マッカーサー占領軍(日本国)憲法第9条が改正され、自衛権と自衛軍の保持が明記されても、国民のあいだに憲法独立富国強兵思考が甦らないと売国亡国の政治家は跡を絶たず、日本の国防力は再生しない。しからば自民党の憲法草案が国民の大多数を感激させる素晴らしい内容を持つかといえば、絶対に否である。

 憲法第9条を目の敵にしてこれを改正するためには他を犠牲にしても構わないなどとほざく舛添要一などは何もわかっていない。自民党の改憲派は戦後タブー視されてきた憲法改正をとにかく実現し自分たちの名前を歴史に刻む欲望に駆られているだけの名聞餓鬼である。彼らは新雪に自分の足跡をつけたがるガキと変わらない。

 自民党が公明党と民主党と妥協してまとめる新憲法草案など醜悪で国民を失望させるだけであろう。しかし自由民権派に絶賛された帝国憲法と伊藤博文の憲法義解には読者を感激させ、国民のあいだに憲法独立富国強兵思考を再び勃興させるだけの力が残っていると筆者は信じたい。

 憲法に関心を持つ方々は、憲法義解の素晴らしい内容に触れていただきたいものです
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2014年01月29日

明治の閃光の記憶から忘れてはいけない日本国の暗黒史-朝日新聞とユダヤ人

 大日本帝国陸軍参謀本部が懸命に日中和平の実現を目指していた支那事変前半において、朝日新聞は対支強硬論を唱え好戦的な国民世論を煽動していた。東条内閣が日米和平の実現を模索して苦悩していた日米和平交渉の最終段階において、朝日新聞は東条内閣に対米英開戦を迫っていた。

 そして陸軍と外務省はドイツの抗議をはねつけ、ナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)の迫害から逃れてきたユダヤ人に救いの手を差し伸べたのに、朝日新聞はユダヤ人の抹殺を叫んでいた。

 いまこそ、西欧世界は、いや西欧の世界こそは、六百万ものユダヤ人ホロコーストが起こった裏には自らのうちにある人種差別主義そのものが災いしていたと、その罪を率直に認めるべきでありましょう。

 これについて、フランスの国家的英雄であり、レジスタンス活動のため捉えられてアウシュビッツに送り込まれ、九死に一生を得て生還したアルフレッド・スムラー氏は、こう書いております。

 「西洋の民主主義国家は、旧ソ連、ホメイニのイラン、金日成の北朝鮮で如何なる言語道断の行為が重ねられようと、我関せずだった。ナチス・ドイツの場合にも、打つ手がありながら、それを行わなかった。それもそのはず、わけても、アメリカの場合、人種差別反対の運動を行うなど、とんでもない話だったのである。

 米軍の内部にまで黒人に対する差別待遇があったし、在米日本人に対しては、日本人であるというだけで収容所送りを実行していたのであるから。

 ユダヤ人のガス室送りについては、ワシントンがプレッシャーをかけていさえすれば、護送列車を各地のキャンプに送らせるようなマネは防げたであろう。

 いかなる戦略的理由があったにせよ、結果として何十何百万ものユダヤ人を死地に追いやったことは、弁明の余地はあるまい。」(アウシュヴィッツ186416号日本に死す)

 一方、日本では、戦時中でさえ、杉原千畝領事の目覚しい活動にも現れたとおり、何千何万ものユダヤ人の命を救うほどの立派な活動が展開されておりました。それなのに、少なからぬ同胞がナチス・ドイツと日本を同罪とする反日悪宣伝にむざむざとはまって、アウシュビッツと並ぶ「南京大虐殺」のホロコーストなどと言い立てているわけでありまして、まことに愚かしい現状と言わざるを得ません。

 昨日、ナチス・ドイツとの積極協力者であったメディアほど隠れ蓑として、今日、「日独同罪論」を叫び立てている実状に気づかねばなりますまい。

 戦時下、「ユダヤ人を一掃」せよだの、「ドイツ人がユダヤ人を煮て食おうが焼いて食おうが」勝手である、「新秩序建設の軍は即ちユダヤを地上から抹殺する戦ひでなければならぬ」などと書いたのは、『朝日新聞』や『毎日新聞』の記事、社説だったのでありますから
明治 閃光の記憶(竹本忠雄著/明成社)17~18ページ。宮澤正典「昭和前期における大新聞とユダヤ観」早稲田大学社会科学研究所発行『社会科学研究』第九五号所載、1987―1989、所載の引用による)。

 上の事実が日本の歴史公民教科書に記載され、一般国民に知れ渡れば、朝日新聞と毎日新聞は潰れるだろう。

 読者の皆様の中に、早大OBもしくは現役早大生が居られましたら、調査を宜しくお願いします。

 日本におけるユダヤ・イスラエル論議文献目録 1877~1988という宮澤正典氏の研究書があるので、私自身も機を見つけて調査してみたい。
posted by 森羅万象の歴史家 at 20:00| 憲法学の名著と迷著 | 更新情報をチェックする